
普門寺は、和同(わどう)2年(709)
海人台(あまがだい)に創建され、
大同(だいどう)2年(807)
征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)として東征(とうせい)した
坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が
堂字(どうう)を再建立(さいこんりゅう)し、
慈覚大師(じかくだいし)が開眼供養を営み、
杉澤山普門密寺としたと伝わっています。
天正(てんしょう)15年(1587)に兵火(ひょうか)に遭い、
海人台にあった普門寺など9ヶ院の堂塔は
ことごとく焼失しますが、
慶長(けいちょう)11年(1606)佐竹南家(さたけみなみけ)、
佐竹義種(さたけよしたね)公は守護安泰のため
普門寺の堂宇を現在地に再建立し、
湯沢の真言宗広大寺の末寺(まつでら)として
祀(まつ)りました。
本尊が不動明王(ふどうみょうおう)なのは、
元が真言宗寺院であったためです。
明治4年(1871)広大寺が廃寺となり、
檀家(だんか)を持たない祈願寺(きがんでら)で
あった普門寺は次第に衰微(すいび)し、
地方庁の公達により岩崎の永巖寺(えいがんじ)に
預けられ曹洞宗に改宗しています。
現在の本堂は昭和48年(1973)に建てられ、
正面に本尊の不動明王が安置されています。
所在地 秋田県湯沢市杉沢字野々沢131
本 尊 不動明王(ふどうみょうおう)
